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カツラの寿命はなんと約3年

カツラ(業界用語でいうところの「製品」)を着用し始めてから約2年半。
製品を交換するためにアートネイチャーに行く度に、製品を新しく作るように勧められるようになりました。

「どうせ、また、金を使わせようとしているだけだろう」と、最初の頃は耳を貸さなかったのだが、冷静に見てみると、確かに劣化が目立ちます。


まず、髪の色です。


とにかく明るいんです。
色素が抜けていっているからです。
ちょうど、学生時代に不良がアルコール等で脱色した感じです。


しかも、人毛と人工毛とで色素の抜け具合が異なるため、さらに不自然さが際立ちます。


「こんなに髪の毛、赤かった?」と古くからの友人に指摘された時は、言い訳に困りました。


色だけなら黒く染めてしまえばよいのかもしれませんが、毛の質も目に見えて傷んできています。


ヘアーアイロン等を用いても、ちじれがまっすぐにならなくなってきました。
特に毛先の傷み方が尋常ではありません。


また、つむじ周辺をカバーする透明ラバー部分が黄ばんできて、もう「透明」とは言いがたくなってきました。


健康な地毛と明らかに異なります。


3個作った製品のどれもが似たような状態です。


加えて、そのうちの1つは、製品と頭皮との間に「ありえない隙間」ができる不良品です。


さすがに自分でも限界だと思いました。


自動車や家電商品の販売と同様で、カツラも年末や年度末には何らかの割引キャンペーンがあります。


このキャンペーンを利用して、製品を新たに2個作ることにしました。
予算はギリギリ100万円未満ですみました。


前回と同様に3個作ることを勧められましたが、コストがかかりすぎることと、自毛復活を心に期していることから、あえて2個にとどめました。


とはいえ、高額であることに変わりはありません。
ローンを組んで、ボーナス3回で完済することにしました。


人毛の方が色素が抜けやすいことを考慮して、今回は人毛と人工毛が混ざり合ったものではなく、100%人工毛の製品をチョイスしました。


ただ、頭頂部の薄毛の症状がやや進行したことに伴い、透明ラバーの部分はより大きく型どることになりました。


型どりの際には、二度とありえない隙間ができないように、アートネイチャーのスタッフに厳しく注意しました。
万一、隙間ができた場合には、費用負担ゼロで作り直すことを書面で約束させました。


このままでは、3年ごとに100万円かそれ以上の出費を強いられてしまいます。


もし、カツラを付けていることを秘密にして結婚したとして、到底ごまかしがきく金額ではありません。


「これが最後の製品だ」———。そう、固く決意しました。


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