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育毛剤選びで必ず抑えるべきポイント
ポイントを抑えて失敗しない育毛剤選びを!
知識がない人でも自分に合った育毛剤を見つけられるポイントがあります。
育毛剤の広告に「利用者の9割が効果を実感!」「すぐに効果がわかります!」というような文句があるのをよく見かけますが、育毛というのは非常に根気のいる作業。1日2日で効果を実感できるものじゃありません。
「広告を信じて買ったのに、結局、毛は生えてこないじゃないか!」
と嘆く人も多いのではないでしょうか。
しかし、ある程度のポイントさえ抑えておけば、失敗する確率は確実に下げることが出来ます。今回は、これまで数多くの育毛剤を使ってきた私が気付いた、失敗しない育毛剤の選び方を紹介したいと思います。
脱毛、抜け毛のタイプを把握する
例えば風邪を引いているのに胃薬を飲んでも症状が改善しないのと同じで、育毛剤も症状に合ったものを選ばないと十分な効果を得ることができません。なぜ薄毛になったのか、抜け毛が多いのか、現在の自分の頭皮の状態をしっかり把握しておくということが失敗しない育毛剤選びの大きなポイントとなります。
※主な薄毛、抜け毛の原因
遺伝、AGA(男性型脱毛症)、ストレス、食生活や運動不足など生活習慣の乱れ、頭皮の汚れ
抜け毛、薄毛の原因は多岐にわたり、自己判断は非常に難しいです。自分がどのタイプの薄毛なのかは今すぐ薄毛危険度判定。1分HAIR CHECK!でもチェックできます。
もっとも確実なのはクリニックで診断してもらうことなので、時間、予算に余裕がある人は一度クリニックをたずねてみてはいかがでしょうか。
では育毛剤にはどのような種類があるのでしょうか?育毛剤は目的に応じて、大まかに次の3つに分けることが出来ます。
男性ホルモン抑制 | 男性型脱毛症の原因である男性ホルモンの活動を抑制する |
頭皮の血行促進 | 頭皮の血行を促進し、毛母細胞の活動を活発化させ発毛を促す |
毛根の栄養補給 | 毛根に直接栄養を送り込み発毛を促す |
まずは男性ホルモン抑制型の育毛剤についてですが、薄毛、脱毛に悩んでいる日本人のうち約3割がAGA(男性型脱毛症)によるものとされており、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼの結合によって生成されるジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされます。
男性ホルモンを抑制するタイプの育毛剤は、ホルモンの活動を抑え、これらの成分の結合をシャットアウトすることで抜け毛や薄毛を防ぐことを目的としています。脱毛、薄毛の原因に直接働きかけるので、AGAが原因である場合は高い効果を発揮します。
男性ホルモン抑制型の育毛剤に含まれている代表的な成分はミノキシジルといい、効果の確実性の高さから世界中に浸透しています。ミノキシジルを含む育毛剤で有名なものは、国内製ではリアップ、海外製ロゲイン、カークランドなどが有名です。
ミノキシジルの濃度が高ければ、比例して効果のほうも期待できるのですが副作用の心配がある成分です。
● ミノキシジルによる副作用一覧
頭皮のかゆみ、ニキビ、頭痛、性欲減退
重篤な副作用の例だと、薬品との因果関係は不明なものの、ロゲイン、リアップの使用によって循環器疾患により亡くなった方もいます。
まずは濃度の低い国内製のものから試してみて、徐々に濃度の高いものに変えていくのがお勧めです。
● ミノキシジルの含有濃度比較
商品名 | ミノキシジル濃度 |
---|---|
リアップ | 1% |
ロゲイン | 2〜5% |
ロゲイン女性用 | 2% |
ロゲインフォーム | 5% |
カークランド | 5% |
シンプリーライト | 5% |
● 錠剤タイプ
商品名 | ミノキシジル濃度 |
---|---|
ミノキシジルタブレット | 5mg〜10mg |
ロテニン | 5mg〜10mg |
次に頭皮の血行促進型の育毛剤です。頭皮は環境の変化やストレスなどの影響を受けやすく、体の中でも非常にデリケートな部分です。ストレスを感じたり、生活習慣が乱れると、血流が悪くなり頭皮へ栄養が十分に行き届かなくなります。
このタイプの育毛剤は、血流を改善させ頭髪の栄養状態を元通りにすることを目的としています。ストレスや生活習慣の乱れなどによる脱毛、薄毛に効果を発揮します。
頭皮の血行を促進する成分はたくさんあるのですが、代表的な成分は塩化カルプロニウム、センブリエキス、ニンジンエキスなどが有名です。
商品名 | 主な血行促進成分 |
---|---|
カロヤンシリーズ | 塩化カルプロニウム |
リアルラゾンDX | センブリエキス |
黄金樹 | ニンジンエキス |
次に毛根の栄養補給型の育毛剤です。その名のとおり頭皮から毛根に直接栄養を送り込むことで発毛を促すタイプの育毛剤です。一見効果が高そうなイメージがありますが、実際には毛根に栄養を浸透させるのは非常に難しいというのが現実です。
育毛剤を使ってみたけど効果が得られなかったという人は、このタイプの育毛剤を使っていることが多いように思います。このタイプの育毛剤の単独使用では大きな効果は期待できませんので、他のタイプのものと併用すると良いでしょう。
また、このタイプの育毛剤を使用する場合は、育毛サプリメントがお勧めです。ビタミンAやビタミンB群、ビタミンE、亜鉛などの髪の成長に欠かせない成分を効率よく摂取することが出来ます。
なお、これはどの育毛剤にもいえることなのですが、育毛剤に含まれている有効成分がどの程度含まれていれば効果があるのかという基準は、効果に個人差があるため断定することができません。具体的に有効成分の含有量を明記している育毛剤も少ないため、比較しづらいという難点もありますね。こればかりは、口コミの情報に頼るほかありません。
育毛剤の価格による違いは?
最近では比較的、短期間で効果を実感できる育毛剤も登場してきていますが、基本的には半年以上の使用が望ましいです。長期使用するに当たって気になるのはやはり価格ですね。
育毛剤の価格帯は1000円〜10000円以上(2か月分)と非常に幅があるのですが、どのような違いがあるのでしょうか。簡単に表にまとめてみました。
● 価格の違いによる育毛剤の違い
メリット | デメリット | |
---|---|---|
安価な育毛剤 | 安いので長期継続しやすい | 有効成分の含有量が少なめ |
刺激が強い成分が含まれていることも | ||
高価な育毛剤 | 有効成分の含有量が豊富 | 高いので長期継続しづらい |
有効成分の種類も豊富 | ||
無添加、低刺激のものが多い |
すべての育毛剤が上記の表に当てはまるわけではありませんが、安価な育毛剤にはメントールなど刺激の強い成分が含まれていることが多いので、かえって頭皮を痛めてしまうかもしれません。
《育毛剤を選ぶ際に注意すべき主な成分》
・ メントール
スカッと爽快感があるのがポイントだが頭皮には刺激が強い。効いているという錯覚を起こしやすいという難点も。
・ 香料
育毛剤には本来必要のない成分で、石油系のものは発がん性の心配もエチレン、アセチレンなど。
・ パラベン
アレルギーが出やすい成分なので、肌が弱い人は特に注意が必要。
基本的に価格が高いほど成分にこだわっているものが多いので、効果が高いものが多いですが、上記の成分が含まれていないかどうかの注意は必要だと思います。
しかし、育毛にかけられる予算は人それぞれだと思います。
私自身もやっているのですが
・ 毎月の育毛用の予算を決定
・ 自分のタイプにあったメインの育毛剤を予算内で決める
(該当する育毛剤が複数ある場合は、口コミなどの情報が多いものを選ぶ)
・ あまった予算でサプリメントやヘアケア用品などでサポート
というのが一番無駄のない方法だと思います。
返金保障つきの育毛剤について
育毛剤は基本的に前途のとおり、半年以上の長期継続することが望ましいですが、研究開発が進み、短い期間で効果を実感することが出来るものが販売され始めています。
中には設定した期間内に満足できないor効果が実感できない場合は全額返金保障をつけている育毛剤も登場してきました。
● 主な返金保障つきの育毛剤
期間 | 保障内容 | |
---|---|---|
M-1発毛育毛ミスト | 1ヶ月 | 全額返金 |
薬用ポリピュアEX | 45日 | 全額返金 |
ブブカ | 30日 | 全額返金 |
フェルサスカルプケア | 30日 | 全額返金 |
アンジュリン | 60日 | 全額返金 |
これらの育毛剤が必ず自分に合うというわけではありませんが、自分の症状のタイプと合うのなら試してみる価値は十分にあると思います。
(ただし、「有名な育毛剤=広告宣伝費を使っている=広告費が商品価格に転嫁されている」というケースもあります。)利用者が多い人気のある商品が多いので、口コミなどで情報を集めやすいというメリットもあります。
ただ、個人的には1〜2ヶ月という期間では、十分な育毛効果は得られないと考えていますし、1万円程度のお金のために面倒な返金制度を利用するのか?という疑問もあります。
育毛剤とは関係ありませんが、これまで100%の現金返済保障を長く続けている日本アムウェイの場合は、商品自体に問題がない場合、1〜2割程度の返金率になるそうです。
この程度の返金率なら採算は十分に取れそうですし、全額返金のリスクよりも消費者の安心感というイメージを取るというメーカー側の意図が見え隠れします。
現時点で返金保障をつけている育毛剤はあまり多くありませんが、返金制度が一般的になってくると、他社に追従し商品に自信があるかのように見せかけるといったケースも発生してくるかもしれません。この辺は今後も検証が必要だと思われます。
失敗しない育毛剤の選び方まとめ
育毛剤を選ぶ際に抑えておきたいポイントをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
簡単にまとめると
・ 自分の頭皮の状態にあったものを選ぶ
・ 無理なく続けられる価格のものを選ぶ
・ 返金保障付きの育毛剤を試してみる
この中でも、自分の頭皮状態に合ったものを選ぶというのが特に重要です。間違ったものを選んでしまうと、まったく効果を得られないというのが育毛剤選びの難しさでもあるのですが、頭皮状態を把握しておくだけでそのリスクは随分と少なくなります。
また、育毛剤は個人差による効果の違いが大きいため、上記で挙げたポイントだけでは100%満足できる育毛剤を見つけられるとは限りません。当サイトでも今後も検証を続けていきたいと思います。
幸い、現在はインターネットで容易に情報を収集することが可能です。育毛剤の売り上げランキングや口コミなども簡単に調べられますので、気になった育毛剤はGoogleなどで検索をかけてみるというのが大切ですよ。
